へんしゅうちょの楽天日記

すばらしき「京ことば」

Title：すばらしき「京ことば」　2004/01/27

ウチの会社は、京都にある。

『京ことば』ってのがあるが、あれは「舞妓さん」だけの

ものではない。

年配の男性社員でも、京都弁がモロに出る人もいる。

たとえば、

「寒いですね」→「さむおすなぁ～」

「そうですね」→「そぉどんなぁ…」

こんな感じである。ま、風情があって、いいもんである。

でも。いくら風情があるからといっても、

あまり使わないほうがいいような『京ことば』も存在する。

…

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会社での朝礼の話。

ウチの会社、社用車で喫煙することは認められていないのだが、

誰かがその"禁"を破って、吸ってしまったらしい。

車両担当者（京都人）が、怒った様子で、朝礼で話し出した。

「…ルールは守ってもらわな、困ります。

車ん中で、タバコ吸うたりすると、

…

…

…

くそおすさかいに！　…」

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くそおすさかいに＝くさいですから
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………

く、くそおす…。

笑っちゃいけない…笑っちゃいけないよ…

でも『くそおす』って…。

多分、そこに居合わせたほぼ全員が、

初めて聞いた『京ことば』だったのである。

！！！！！

波は、前から、きた。

前列者の肩の震えが、後列者に伝わる。

びくっ、ぶるぶる…、うぐぐ･･･

みんなの頭の中を

くそおすタイフーン

が吹き荒れ、我慢が限界値に達したそのとき！

となりに立っていた同僚、Mがひとことつぶやいた。

「く、『くそおす』って…。ぶっ！」

………

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　ダム、決壊。
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「ぷっ！」「くっ！」「ひっ！」「ぎゃははは！！！」

…社内は歓喜の渦に、巻き込まれた。

神さま。今日も迷える子羊たちのもとに、『笑顔』をありがとう…。

………

もう、そのあとが大変。

あとで出てきた人が、何か連絡しようとするんだが、

「え～、来週のよ、よ、よてい…ぷっ！」

………

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　二次災害。
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次の日の朝になっても、肩を震わせてる人もいたほど、
「くそおす」はインパクトが強かった。

今から、かなり前の話になるのだが、この話は

伝説の朝礼「くそおす伝説」

として、一部社員のあいだで、今でも語り継がれる。

伝統を重んじる街。京都。

われわれも、先人の言葉を未来へと語りついで。。。

…いかない方がいい場合もあるか…。

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（関西人以外の人にわかってもらえるかどうか、非常に
ギャンブル性の高いネタではあるが…）

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